2010年12月11日土曜日

【台湾旅行記】台北編6ー台北で1番イケてる理髪店

台湾にはあちこちに服市場、生鮮市場、などの市場があり、築地と同じく観光スポットになっている。その中でおそらく観光客はおろか地元人もあまり来ないであろう「中山市場」。こじんまりと小規模、近所の人しか利用しない田舎の商店街の様な感覚。その中でひときわ目を引く渋~い理髪店。「これは!切ってもらうしかないでしょう!」ということで次の日に行くことにした。運悪くシャッターは閉まり、残念!と思っていると向かいのおばちゃんが猛スピード台湾語で話しかけてきた。わけ分からずハサミのまねで指をチョキチョキしたら電話ですぐに呼んでくれた。
マジなんていい人たちなんだろう!台湾人、親切すぎる!(本当に、本当に、台湾の人たちはびっくりするくらい全員が親切なのだ)
ほどなくして理髪店のおじちゃんがやってくる。
度の強いメガネ、理髪店なのに完璧なまでのカツラをまとう強烈なキャラ
その時点で再びテンションがあがる私達。
案の定全く言葉は通じずどんな髪型にされるのかかなりな賭けであったが、とりあえず単語で
「好師--ハオスワイ(かっこいい)」
「有男子氣概--ヨウナンツチーカイ(男らしい)」
と単語を棒読みし注文した。すると笑いながらOK!早速切ってもらうことに。
まさかバリカンでモミアゲとかガッツリいかれないよね?と話していたら「ジージジジーー」といきなりのバリカン音
「!!!!」てっきり無くなっていたと思ったら、店主さん、バリカンと櫛だけで上手に上手にカットしてくれていた。もちろんモミアゲは健在!こ、これは!!!なんと素晴らしきテクニックと空気を読んだ仕事!
カット中電話が何度も鳴るが「今、忙しいんだよ!」と電話を切るほど真剣。そしてバックミュージックは私達がきっと好みであろうと予測した彼なりの選曲。かなり古めのカセットテープ、テンポ早めの台湾歌謡曲。時々ちょっと話しかけてみようと指さし会話帳で指をさすも「完璧に無視(笑)」
仕事をしているときは一切話さない彼の職人魂と彼なりのホスピタリティにすっかり感動してしまった笑。
そしてカットすること約30分。ハオスワイなヨウナンツチーカイな店長に仕上がりました!こんなに時間をかけてくれて顔そりとシャンプーもついて250元(約750円)素晴らしい。記念撮影。暇なまわりのおばちゃんやおじちゃん達がワラワラ集まってきてやれ「ピースしろ」だの「かっこいい」だのいやぁ面白かった!照れ屋で無口な理髪店のおじちゃんはささやかにピース(↑上の写真の指をご覧ください)
電話で読んでくれた向かいのおばちゃんも「かっこいいわ~!」と褒めてくれ「でも髭は無い方がいいわね」と去り際にひと言。どの国もおばちゃんは変わらない。
という事で最後にイチオシの、中山市場の様子中山男士理髪店の様子をご覧ください。

見事な斜めワケでセット完了。これで台北のおしゃれ地域をめぐります。